記憶の種類とは?短期と長期記憶、エピソード記憶、手続き記憶の違いを解説

記憶の種類、短期記憶と長期記憶は時間による違い、意味記憶とエピソード記憶は内容による違い

記憶とは、新しい事象を覚えて保持し、必要なときに引き出す働きのことです。

脳は、行動の種類や物事の重要度に応じて脳の各領域を働かせ、情報を保管しています。

記憶にもいくつか種類があり、覚える内容や保存期間で分類されています。

時間にもとづく記憶、短期記憶と長期記憶の違いとは?

感覚記憶と短期記憶と長期記憶とは

私たちは、常に目や鼻、口、耳などの感覚器から情報(刺激)を受けています。て

これらの情報は、意識しないと1秒くらいで忘却していきます。これを感覚記憶と呼びます。

意識した記憶は短期記憶(ワーキングメモリ)と呼ばれ、何度も繰り返した短期記憶はさらに忘れにくくなり長期記憶として脳内に保存されます。

短期記憶(ワーキングメモリ)と長期記憶の例

注意(意識)を向けた事柄は脳に記憶が残ります。

例えば、電話番号を見てダイヤルしても、電話をすればすぐに番号を忘れてしまします。

このような、30秒くらいしか保持できない記憶を短期記憶といいます。または、ワーキングメモリともよばれています。

→ワーキングメモリ

電話番号も同じところに何度も掛け続ければ、覚えてしまいます。

短期記憶が何度も繰り返されると、秒単位でしか保持していなかった記憶が、分・時間・月・年期間と長期で保持されます。

何度も繰り返したことにより、保存期間が伸びた記憶を長期記憶といいます。

記憶の内容による分類、陳述記憶と非陳述記憶とは?

内容による記憶の違い、エピソード記憶、意味記憶、手続き記憶の違いとは

記憶の保存期間による分類のほかに、記憶の内容によっても名称が分けられています。

意識をともない、覚えた知識や過去の体験を言葉やイメージによって表現できる陳述記憶(宣言的記憶)、表現できない非陳述記憶(非宣言的記憶)と分類されています。

陳述記憶はエピソード記憶と意味記憶の2種類

陳述記憶には、エピソード記憶と意味記憶があります。

意味記憶は、言葉の意味や名詞などの一般的な知識のことです。

エピソード記憶は、個人的な経験や思い出などです。

非陳述記憶は手続き記憶

言葉やイメージで表現できない非陳述記憶には、自転車や水泳、楽器演奏などの技術や癖などの手続き記憶があります。

意識をともなわず、からだで覚える技術や技能が非陳述記憶に分類されます。保存期間が長く、意識しないでも使える記憶です。

→手続き記憶

記憶に関わる脳の部位と役割

記憶に関して、脳がどのように働いているかは完全に解明されていません。

ですが海馬が、特に重要であるとされており、感覚野や前頭連合野などと連携して記憶を形成しています。

記憶を司る脳の各部位の働き

  • 感覚野:目や耳、鼻、皮膚などで受け取った感覚情報を認知している
  • 前頭連合野:選択された感覚情報が集まっていて、短期記憶に関わっている。行動の決定や結果の予測、抽象的な思考を行う
  • 海馬:感覚野からの情報を受け取って、その情報と増幅し長期記憶になうように整理している。

参考:「海馬のはたらきと記憶力向上との関係とは

「短期記憶と長期記憶、意味記憶とエピソード記憶、手続き記憶の違いとは?」まとめ

記憶力を高めるとは、主に長期記憶のちからを育てる必要があると思います。

長期記憶は、短期記憶の繰り返しによって形成されます。繰り返しの回数や方法によって、保存期間は前後します。

何度も繰り返すことで、手続き記憶として覚える。印象を強くするためにエピソード記憶として覚えたり、五感に強く作用するように声に出して耳で聞いてみたりと長期記憶の保存期間を長くする工夫をすると記憶力がアップし忘れにくくなります。

また、海馬のはたらきを高めるために、必須栄養素であるDHAを摂取するのも有効です。

DHAは魚に多く含まれていますが、必要摂取量の半分程度しか摂取できていません。魚嫌いの方や魚を食べる習慣のない方はサプリメントで不足しているDHAを補うのも良い方法です。

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